2018年10月18日
質量転化についた考えたこと
カメラを買ったのですけど、どうしたら写真が上手く撮れますかなどと聞かれることがあります
これ究極的に考えると凄く難しい質問で、答えがあるなら僕も知りたい,
でも、その質問がカメラ初心者の方からのものの場合、どうしたら料理がうまく作れますかっていうのと似ているので、写真の話を料理の話に置き換えて例えてみます。
例えばパエリアを作るとしたら、最近ならネットでパパッとレシピを検索すれば、誰でもそれなりに本格的なパエリアを作ることができます。しかし普段から料理に慣れている人と料理をほとんどしたことのない初心者の人では同じレシピを見て同じ材料を使っても必ずといっていいほど結果に差が出るのは明らかなことで、味、調理の過程での手際の良さや調理のスピード、出来上がりの見栄えなど、作り終わった後のキッチンの散乱具合まで、いたるところに差が出ます。
幾度となく場数を踏んできたべテランと初心者の差は、写真や料理だけでなく、いろいろなことで同じようなことが起こるのですが、それを「質量転化」と呼びます。
量をこなせば質が上がり、質が上がれば量がこなせるようになる。早い話が、最所から質の高いものは生み出せず、しっかりとした量こなして初めて質が上がるということ、
何度も料理を作り続けている人は、美味しい料理を手早く作れるということです。
ということで、冒頭のカメラ初心者の方からの問いには、「カメラを買ったら、まずはたくさん写真を撮ってください」と答えることにしています
今はフィルムを必要としていた時代とは違うので、費用を気にせずにたくさんの写真を撮ることができますが、昔はカメラの操作の練習などフィルムをいれないでシャッターを切っていましたので、やっぱり今は色々と便利になって恵まれてます。
たくさんの写真を撮っているうちにカメラが自分に馴染んでくるし、自分の写真の好みがわかってくるし、自分なりのテクニックができてくるし、必ず上手く撮れるようになります。なので最初は少し思い通りにいかなくても頑張ってくださいね。
たまに、「結構撮っているつもりだけどなかなかうまくなれない」っていう方もいますが、撮っている量がまだまだ足りないのだと思います
ブログの記事も写真や料理と同じで毎日たくさん書いていると記事を書くスピードが上がるだけでなく内容もアップするそうです。
なかなか、僕のブログがそのレベルに達するの難しそうですが、ついさっき初心者の方に「カメラを買ったらまずは写真をたくさん撮ってください」と言っちゃったので、「ブログをするなら記事をいっぱい書きなさい」と自分自身に言っておきます。
そして、いつか必ずブログの質と量が上がると信じて、初めは少し思い通りにいかなくてもしばらく頑張ってみます。
写真は、某酒造メーカーのパンフレットの表紙のために撮影したものです
升に入ったお酒の液面に映り込む光が少し揺れたら面白いかもなと、セッティングしていたテーブルの端を指で弾きながらシャッターを切ったら、液面にいい感じの波紋を作ることができました。
その後何度か同じようにチャレンジしましたが、何気なく指で弾いてみたはじめの写真の波紋が1番良かったのです。
その日、テーブルの端を指で弾く作業には質量転化は通用しなかったようです。